
アスクは、Sapphire Technology製のAMD B850チップセット搭載マザーボード5製品を12月5日に発売すると発表しました。Sapphireはグラフィックボードで高い人気を持つメーカーですが、マザーボードの国内展開は非常に稀で、今回の発売は実に14年ぶり。シリーズは「NITRO+」「PURE」「PULSE」の3つで、Ryzen 7000/8000/9000シリーズに対応し、電力設計や冷却性能にもこだわった注目のラインナップとなっています。
Sapphire製マザーボードの特徴
SapphireのB850マザーボードは、最新Ryzenプロセッサーに対応し、ゲーミングからエントリー向けまで幅広いニーズをカバーします。電力供給の安定性を重視した電源設計、高効率ヒートシンク、複数のM.2スロットを搭載するなど、現行の自作PC環境で重要な要素をしっかり網羅しています。
電源設計と冷却性能
本製品では、安定した電力供給を実現するための強化電源設計が採用され、オーバークロックメモリにも対応。さらに、高効率ヒートシンクにより冷却性能とデザイン性を両立しており、ハイスペックPC構築にも十分対応できる仕様です。
Ryzen 7000/8000/9000シリーズに対応
最新のAMDプロセッサーであるRyzen 9000シリーズまでサポートしており、将来的なアップグレードにも余裕を持つプラットフォームとなっています。
NITRO+シリーズ ― ゲーミング向けハイエンドモデル
NITRO+はSapphireのゲーミングブランドで、今回のマザーボードでも高性能を追求した設計が採用されています。PCIe 5.0 x16スロットを搭載し、最新GPUとの組み合わせにも最適です。
SAPPHIRE NITRO+ B850A WIFI7
ATXモデルで、最新のWi-Fi 7に対応。高速通信環境を重視するゲーマーや配信者に向いた構成が魅力です。
実売予想価格:29,800円前後
SAPPHIRE NITRO+ B850M WIFI
microATXモデルで、Wi-Fi 6に対応。ミドルタワー・小型PCでも組みやすく、コストバランスに優れた1枚。
実売予想価格:24,800円前後
PUREシリーズ ― 白を基調とした美しいデザイン
PUREはNITRO+とほぼ同仕様でありながら、白を基調としたデザインが特徴。ホワイト系でPCを統一したいユーザーに最適なシリーズです。
SAPPHIRE PURE B850A WIFI7
ATX対応モデルで、Wi-Fi 7を搭載。性能はNITRO+とほぼ同等で、デザイン性を重視するユーザーにおすすめ。
実売予想価格:33,800円前後
SAPPHIRE PURE B850M WIFI
microATXモデルで、ホワイトテーマのコンパクトPCに最適。
実売予想価格:26,800円前後
PULSEシリーズ ― コスパ重視のエントリーモデル
PULSEはエントリー向けに設計されたシリーズ。拡張スロットはPCIe 4.0 x16対応となり、必要十分な性能を低価格で手に入れられます。
SAPPHIRE PULSE B850M WIFI
microATX対応で、小型ケースに組みやすく価格も控えめ。初自作ユーザーやサブPC向けにも最適です。
実売予想価格:21,800円前後
まとめ
Sapphire TechnologyのAMD B850マザーボードが14年ぶりに国内登場となり、ゲーマーから自作PC愛好家まで幅広く注目されています。NITRO+のハイエンド性能、PUREの美しいホワイトデザイン、PULSEのコスパ性能と、用途に合わせて選べるラインナップが魅力。最新Ryzenにも対応しているため、これからPCを組むユーザーにとって強力な選択肢となるでしょう。






