MSI、Ryzen 9000シリーズ対応の背面コネクターマザーボード2製品を発表。11月21日より販売開始

MSI(エムエスアイコンピュータージャパン)は11月14日、AMDの最新CPU「Ryzen 9000シリーズ」に対応した背面コネクター(PZ)採用マザーボード「MAG X870E TOMAHAWK MAX WIFI PZ」と「PRO B850M-A WIFI PZ」を発表し、11月21日より販売を開始する。価格はそれぞれ5万4980円、3万4980円となっており、ハイエンドからミドルクラス構成まで幅広いユーザーに向けたラインアップとなっている。

MAG X870E TOMAHAWK MAX WIFI PZ の特徴(ATX / X870E チップセット)

MSIのTOMAHAWKシリーズは、高耐久かつ安定性を重視した人気ライン。その最新モデルとなる「MAG X870E TOMAHAWK MAX WIFI PZ」は、AMD X870Eチップセットを搭載し、高速接続・高性能な構築に対応するハイエンドマザーボードとして登場している。

背面コネクターデザイン(PZ)採用で配線が劇的にすっきり

PCケースの裏側に主要端子を配置することで、ケーブル類を背面に回し、表側の配線を極限まで整理できる最新デザイン「PZ」を採用。
エアフロー改善や見た目の美しさに寄与し、自作PCの内部をよりスマートに保てる。

高速ストレージ対応:M.2スロット ×4(PCIe 5.0×2 / 4.0×2)

複数のNVMe SSDを搭載でき、大容量かつ超高速なストレージ環境を構築可能。PCIe 5.0対応スロットを2基備え、次世代SSDにも対応している。

最新通信規格:5GbE LAN & Wi-Fi 7

・5GbE有線LANにより、従来の1GbEでは実現できない高速通信が可能
・Wi-Fi 7対応で、無線環境でも超高速・低遅延のネットワークを実現
オンラインゲームや大容量ファイル転送でも安定したパフォーマンスが期待できる。

PRO B850M-A WIFI PZ の特徴(microATX / B850 チップセット)

ミドルクラス向けの「PRO B850M-A WIFI PZ」は、AMD B850チップセットを採用し、コストを抑えながらも高性能・高機能な環境を構築できるモデル。価格は3万4980円と非常に競争力が高い。

コンパクトケースにも適したmicroATXモデル

設置場所を選ばず、小型PC構築にも向くサイズでありながら、背面コネクターデザインを採用している点が大きな魅力。

M.2スロット ×2(PCIe 5.0×1 / 4.0×1)搭載

必要十分なストレージ拡張性を確保し、ゲーミングPCやクリエイターPCとしても問題のない性能を提供する。

Wi-Fi 7 / 5GbE LAN対応

コンパクトかつ最新通信環境を完備し、価格以上の価値を感じられる仕様となっている。

同時発表された他のMSI新製品ラインアップ

MSIは上記2製品に加え、多くの新モデルを同日発表している。いずれも11月21日に販売開始予定。

・PRO A620AM-B EVO(AMD A620A / microATX)

価格:1万3980円
低価格帯ながら必要な機能をしっかり抑えたエントリーモデル。

・X870E GAMING PLUS WIFI(AMD X870E / ATX)

価格:4万1980円(パソコン工房限定)
ゲーマー向けの高性能モデル。限定販売のため入手性にも注目。

・MPG B860I EDGE TI WIFI(Intel B860 / Mini-ITX)

価格:3万9980円
小型PC構築向けのハイエンドMini-ITXモデル。

・H810M GAMING WIFI6E(Intel H810 / microATX)

価格:2万1980円 / 2万4980円
インテル向けのエントリーゲーミングモデル。価格違いは仕様差による。

まとめ

MSIが発表した最新マザーボードラインアップは、Ryzen 9000シリーズ対応や背面コネクターデザイン採用など、最新トレンドを反映した内容となっている。
特にPZシリーズは構築の自由度が高く、配線を美しくまとめたい自作ユーザーには非常に魅力的。
さらにWi-Fi 7、5GbE LAN、PCIe 5.0など次世代の高速規格にしっかり対応しており、長期的に使用できる強力なモデルが揃っている。
RyzenでもIntelでも幅広い選択肢が用意されているため、PC構築のニーズに合わせて最適な1枚を選びやすいラインアップと言える。

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