
PCパーツメーカーInWinから、80PLUS BRONZE認証電源を標準搭載したスリムタワーPCケース「CJ712 R2」が登場しました。前モデル「CJ712」の改良版であり、コンパクトサイズながら拡張性を確保し、省スペース志向の自作ユーザーや業務用途に最適な一台です。価格は16,980円前後で販売されています。
InWin CJ712 R2の特長と進化ポイント
容量わずか8Lのスリムタワー設計
「CJ712 R2」は、わずか8リットルの筐体容積で、microATXマザーボードに対応するコンパクトケース。高さ307mm、奥行き290mm、幅95mmという省スペースサイズに、PC構成に必要な要素を巧みに収めています。
265W 80PLUS BRONZE電源を標準搭載
本ケースには、265W出力のFlex ATX電源が標準搭載されており、80PLUS BRONZE認証を取得しているため、効率の高い電源供給が可能です。これにより、追加購入の必要がなく、コストパフォーマンスにも優れています。
冷却性能と静音性のバランス
前面パネルの内部には80mmファンが標準装備されており、コンパクトなケースながら十分なエアフローを確保。ファンの口径を絞ることで静音性にも配慮されています。
細部まで考え抜かれた機能と設計
多様なドライブベイ構成
- スリム光学ドライブベイ(9.5mm)×1
- 3.5インチ or 2.5インチ シャドウベイ×1
- 2.5インチシャドウベイ×1
この構成により、ストレージや光学ドライブの柔軟な選択が可能です。
拡張性も確保
- 拡張スロット:4本
- 対応グラフィックカードサイズ:長さ251mm、幅60.9mmまで
- 対応CPUクーラー高さ:最大47mm
省スペース設計でありながら、グラフィックカードや拡張カードの搭載にもしっかり対応しています。
充実のフロントインターフェイス
- USB 3.0ポート ×2
- USB 2.0ポート ×2
- HDオーディオ端子
外部接続機器とのインターフェイスも充実しており、利便性の高いフロントアクセス設計が魅力です。
CJ712との違いは?SDカードスロットが省略に
本モデルは2020年に登場した「CJ712」の後継機であり、主な改良点としてSDカードスロットの省略が挙げられます。これにより、よりシンプルかつクリーンなフロントパネルとなり、ビジネス用途や業務機としても使いやすくなりました。
コンパクトPCを求める全ユーザーに最適な一台
InWin CJ712 R2は、小型でありながら電源・冷却・拡張性をすべて備えたバランスの良いケースです。省スペースが求められるオフィス環境はもちろん、家庭用のサブPCやメディアサーバー用途にも適しています。見た目以上の高機能な筐体に、InWinの設計力が光ります。
